無料でも求人広告を利用でき、月間2500万UUを誇るIndeed。
「職種名×エリア×求人」のキーワードでのSEOの強さは圧倒的で、利用したいと考える採用担当者も多いことでしょう。
今回は初めてIndeedで求人広告を利用する方のために、求人広告原稿の書き方のポイントを解説していきます。
Indeedで代理店を通さずに求人広告を出す場合は、求人広告の原稿はご自身で作成しなければなりません。
求人広告の書き方のポイントを押さえずに作成してしまうと、求職者に情報が伝わりきらず、採用が上手くいかない…ということも。
実際にIndeedでこのような求人広告をよく見かけます。
採用を成功させるためには、ポイントを押さえて正しく情報を伝えなければなりません。
Indeedで求人広告の原稿を作成する際に、「どんなキャッチコピーにしようか…?」ということを一番に考えてしまう方が多いのですが、これはNGです。
実は、キャッチコピーは、求人広告においてあまり重要ではありません。
実際にはキャッチコピーも大切な要素なのですが、それよりももっと大切なことがあります。
それは、求職者が知りたい情報を網羅することです。 どれだけかっこいいキャッチコピーを考えても、情報が不足していては意味がありません。
キャッチコピーを考える前に、求職者が知りたい情報がしっかりと網羅されているのかを確認しましょう。
では、求人広告に必要な情報とはどんなものでしょうか? 以下に必要な情報をまとめました。
Indeedの場合、原稿のフォーマットにしたがって入力していくと基本的な情報は網羅できるのですが、赤字の項目についてはフォーマットにないため、ついつい記載が漏れがちです。
どの項目も求職者にとって必要な項目になりますので、まずは漏れがないようにしっかりと記載しましょう。
それでは各項目はどのように書けばいいのでしょうか?
今回は求職者が良くチェックする項目に焦点を当てて解説していきます。
d’s JOURNAL編集部が実施した調査において『求人サイトで転職先を探す際、求人票のどの項目を重点的に確認しますか?上位5つをお選びください。』という質問の結果上位5項目です。
- 1位/給与
- 2位/仕事内容
- 3位/勤務地
- 4位/雇用形態
- 5位/休日・休暇
引用:求人サイト・求人票に関する調査(d’s JOURNAL編集部)
※実施時期:2019年11月22日~11月25日/サンプル数:319人/対象:20代・30代/調査手法:doda会員を対象としたWebアンケート調査
これらの内容を求職者に特に分かりやすく記載する必要があるということです。
これら上位5項目について詳しく解説していきます。
給与は生活に直面する重要な項目です。ただ額面だけを記載するだけではなく「昇給」「賞与」「年収例」も記載するようにしましょう。
よく見かけるのが「随時昇給」といった曖昧な書き方です。
曖昧な表現は求職者に不安を与えますので、例えば「年4回の考課面談により決定」のように詳細に記載するようにしましょう。
年に2回支給なのであれば「年2回」ではなく「年2回(6月・12月)」のように支給月も必ず記載しましょう。
決算賞与の場合は「〇年連続支給実績あり」といった記載を追記すると良いでしょう。
月給ではなく、賞与・歩合・各種手当など含んだ年収ベースで例を出すようにしてください。
2パターンで年収をイメージさせると良いでしょう。
さらに、年収例に用いる先輩社員は「性別」「年齢」「新卒or中途入社」「入社時の経験スキル」などを書くとよりイメージが湧きます。できる限り記載するようにしましょう。
先述の通り、曖昧な表現は求職者に不安を与えます。
仕事内容は具体的に、実際の仕事がイメージできるように記載してください。
「誰と」「誰を相手に」「何を」「どのくらい」「どのようにするか」
を明確にすると、仕事内容のイメージが湧きやすくなります。
また、より具体性を持たせるために、入れられる場合は具体的な数字を入れると良いでしょう。
業種・職種ごとに仕事内容の書き方のNG例と改善例をご紹介します。
【NG】トラックでの荷物の配送をお願いします
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【OK】2tトラック(AT限定OK)でスーパーに食品のルート配送をお願いします
【NG】配送だけでなく、荷物の積み下ろしもお願いします
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【OK】パワーゲート車でカゴ車の積み下ろしをお願いします
【NG】こまめに休憩を取ります
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【OK】50分に1度の休憩あり
【NG】午後からは取引先を回ります
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【OK】午後からは取引先を回ります(1日平均2〜3社、1回の商談は30分程度)
住所は当然記載しなければなりませんが、それだけでなく「駅からのアクセス」「マイカー・バイク通勤の可否」「転勤の有無」についても記載しましょう。
通勤にバスを利用する場合は「通勤時間帯は1時間に〇本走っている」など利便性をアピールすると良いでしょう。
Indeedでは勤務地の入力欄に「都道府県・市区町村または駅名」というラベルが記載されているせいか、住所だけ入力して、駅名や面接地の記載が漏れていることがあります。
必要な情報の入力漏れがないか、しっかりと確認しましょう。
雇用形態で注意が必要なのは試用期間がある場合です。
もしも試用期間中の雇用形態が違う場合は、その内容を記載する必要がありますので忘れずに入力しましょう。
休日を記載する場合は「年間休日」を記載するようにしましょう。「休日出勤」「特別休暇制度」「有休消化率」についてもできる限り記載しましょう。
休日出勤がある場合は「休日出勤あり」のような表現ではなく「休日出勤あり(2ヶ月に1回)」など頻度を必ず記載しましょう。
慶弔休暇・夏季休暇・リフレッシュ休暇・バースデイ休暇など、会社で取り入れている制度があれば漏れなく記載してください。
有休消化率もアピールポイントのひとつです。可能であれば記載しましょう。
どれも当たり前のことですが、当たり前のことでもきっちり記載されているだけで求職者に与える印象は変わってきます。
また、求人票に書かれている内容と面接で受けた説明が違っていると、会社の在り方を問われます。
Indeedで求人広告を出す前にはしっかりと内容を確認し、採用を成功に導きましょう。